扁桃腺摘出手術をしました。~①扁桃周囲膿瘍にかかる~
タイトル通りですが、扁桃腺を取りました!
こんにちは、たまです。
扁桃腺取ります、と話すと「私も実は取ろうかと…」と言う方が意外といます。そして大体の方が踏み切れないので話を聞きたい、とおっしゃる。私自身、手術前は「扁桃腺摘出 ブログ」の体験談を片っ端から読んでいたので、私の話もイチ体験談として書き残しておこうと思います。
急性扁桃炎前夜。
私が初めて扁桃炎になったのは、手術からさかのぼること半年前。26歳の誕生日でした。
前日、日中から喉が痛くて少し寒気がしたので、風邪を疑って早めに就寝。夜中目が覚めると汗びっしょり。40度でした。水を飲んで着替えると、今度は悪寒で歯がガチガチ…。その繰り返しで、まさに悪夢のような一晩。
寝た気がしないまま誕生日当日の朝を迎え、全く熱が下がらないのでそのまま病院へ。インフルエンザだと思ったので、普通に内科にかかりました。
これが良くなかった。
内科では普通にインフルエンザの検査をしてもらったんですが、勿論陰性で解熱剤をもらってそのまま帰宅しました。点滴だけでも打ってもらいたかったな…そもそも点滴って頼んだら打ってもらえるのかな…と朦朧としながら思ったのを覚えています。
その時既に喉は唾を飲むのがやっと。水もろくに飲んでいなかったので、脱水症状もあったのかもしれません。
解熱剤を飲んでも全く熱が下がらないまま、翌日。
あまりにも喉が痛いので、近くの耳鼻咽頭科にかかりました。この時はもう、喋れずスマホで筆談していました。唾を飲むこともできず、口の中に唾を溜めて洗面で吐き出すのみ。実家にいなかったら自力で病院に行かなければならなかったと思うと、ぞっとします…
そこでやっと、扁桃炎だったことが判明。しかもかなり進行していて、大きな病院で処置が必要かもしれない、とのこと。紹介状を書いてもらい、大きな病院の耳鼻科へ。最初から耳鼻科にかかっておけば…と思ったのは言うまでもありません…
そこで初めて「扁桃周囲膿瘍」という名前を聞きました。
扁桃周囲膿瘍とは…?
扁桃周囲膿瘍(扁桃周囲炎)とはどんな病気か【図付】|症状や原因・治療 - gooヘルスケア
炎症を起こした扁桃腺のみならず、その周りにも炎症が及んで膿が溜まっている状態。気管を塞いでしまう危険性もあるとのことで、その場で処置→緊急入院となりました。
この処置がね…本当につらかった。
まずは、完全に脱水症状になっていたので点滴開始。15分ぐらいベッドに寝かせてもらって、水分が身体中を駆け巡るのが分かって、この2日間で初めて生きた心地がしました。この時は、この点滴がそれから5日間付けっぱなしになるとは露ほども思わず…
少し回復したところで処置の説明。
局部麻酔をして、膿が溜まっているところに針を刺して膿を出します、とのこと。針で膿の場所を突き止めて、一気に出せそうなら少し切るかもしれない、とのこと。
結構痛いけど頑張りましょうと言われましたが、今より良くなるなら受けて立とう…!まずは局部麻酔。吸入器を1~2分ほどあて、なんとなく喉が痺れてきたところで、口の中に注射をされました。
この注射がまず第一関門。歯医者さんで抜歯するとき歯茎に差す麻酔注射を、そのまま喉にされている感じ。局部麻酔なので見えるし、感覚も何となくあるのがまた…
麻酔のあとは喉を針で何か所か刺されます。これが痛い。
私はたぶん2~3針目で膿が出て切開に移ったので、時間はそんなにかかっていないのですが、もう気を失ってしまいたいぐらい痛かった。もちろん嗚咽もできず涙のみで必死の訴え…
終わった後、先生が「男性は本当に気を失う人もいるんだよ、やっぱり女性は強いねえ」と言っていたので、本当に痛いんだと思います。まあこればっかりはなったらやってもらうしかないので、覚悟も何もないですが。ならないように気を付ける、それだけです。笑
初めての入院
地獄の処置が終わっても喉はまだ痛いまま。血の混じった唾を吐き出し続ける私。
先生から、まだ膿が残っているかもしれないし、3~4日は抗生剤を打って様子見です、という説明がありました。つまり入院です。喋れないので入院以外の選択肢を問うこともままならず、入院決定。笑
とても長くなりそうなので、入院後の話はまた次回にしようと思います。
一つだけ。その時実は私は転職したばかりで、忙しくなってきた矢先の出来事でした。
頑張り時だったのに悔しいわ虚しいわ迷惑かけるわで、入院中かなり凹みましたが、とても大事なことなので元気なうちに言っておきます。
会社も社会も、あなたがいなくても回ります!健康第一!!!
たまでした。